2015/12/17 基礎補強工事
耐震改修といってもいろいろな方法があります。
私たちが、よく行う方法は、基礎をしっかり補強すること。
なんといっても基礎は、建物の荷重を地面に伝える最も大事な部分。
そのため、ここをしっかり補強できれば、上部の補強が
よりよい効果を生み出すというのが私の耐震改修の考え方だからです。
今回工事させて頂いた住宅は、基礎に鉄筋が入っていない、いわゆる
無筋基礎で状態もかなりひどかったため、市の耐震課の方とも相談し、
鉄筋の入った基礎で無筋基礎を両側から挟むという方法で補強することに
なりました。配筋の検査に来られた市の職員さんも堺市の補助金利用の
耐震改修で、ここまで頑丈に補強したのは、初めてだ。これなら
安心だと満面の笑みを浮かべておられました。
これでまずは、ひとつの危険を回避できますね。
